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越後妻有アートトリエンナーレ・・・ 「大地の芸術祭」は、3年に1度、越後妻有地域(新潟県十日町市・津南町)の里山で展開される自然とアートと人間の「三年大祭」です。
越後妻有は1500年にわたって農業を通して大地とかかわってきました。その風景と生活を私たちは里山と言ってきましたが、この効率一辺倒の時代のなかで、農業は切り捨てられ、広い大地は見捨てられ、近代化の流れのなかで過疎地となった地域は自信を失ってきたことも事実です。しかし、地球環境の悪化が課題になり、文明の曲がり角にある今こそ里山に着目し、他者とのかかわりのなかから再度土地と生活に誇りをもつことが大切だという気運も生まれてきました。
これが、大地の芸術祭を含んだ「里創プラン」の出発地点でした。これに基づき広域の6市町村が、それぞれの特色を活かしながら地域の活性化をはかろうと「越後妻有アートネックレス整備構想」を立ち上げ、新潟県とともに10年前から準備を始め、第1回が2000年に開催されました。道路や公園、コテージなどの公共事業にアートや植物を活かし、それらを伝統的な地元の祭りとともに3年に1度、皆様に見てもらおうというものです。5000年もの昔から、自然の恵みのなかに生き、やがて農業を通して大地とかかわった里山の景色と生活を、地域のかけがえのない基盤として捉え直し、再出発しようとする試みです。(後略)
NAP in 大地の芸術祭・・・NAP(ナップ)とは「日芸アートプロジェクト事業」の略称です。芸術学部が行うこの事業は、「総合的な文化・情報の学科横断的な研究・教育・創作活動の成果を、学外との連携を図りつつ、学内外に広く発信することを目的とする」ものです。つまり、まさに日芸らしいといえる性格を打ち出したプロジェクトであり、専任教員の指導のもと、日芸の学生や院生が参加して、総合的に、また学外も引き込んで、研究や教育や制作の成果を広く世に問おうとするものです。NAPでは演劇上演や博物館の企画などを行ってきました。今回の「大地の芸術祭」への日芸の総合的参加もこのNAP事業のひとつなのです。(後略)
日本大学芸術学部・・・芸術学部は、大正10年、法文学部美学科として誕生して以来、80有余年の歴史を誇る芸術総合学部です。現在、江古田と所沢の両校舎で、8学科約4,300名の学生と大学院生約200名が、明日のアーティストを目指して、学業に創作活動にと励んでいます。 私はこのたび、9月25日付で学部長に就任いたしました。この伝統ある芸術学部で、学部長として、様々な若き才能に出会えることは大きな喜びですが、その才能を長く太い幹に育てなければならないことに大きな責務を感じています。しかも、皆さんには社会に出て、大きく開花してほしいと願っています。今までの企業は社会人一年生に対し、多くの時間をかけて人材を育成することが許されましたが、最近の社会、経済状況からみて企業にその余裕はありません。個々がいかに密度の濃い学生生活を送り、社会が求める素養を身に着けているかが問われています。21世紀をたくましく生き抜く精神力・行動力と柔軟性が求められているのです。本学部の「8つのアート1つのハート」というキャッチフレーズが示すように、芸術は分野が違っても創作するという点では共通しています。それ故、本学では8学科に集まる様々な感性が、多彩な色や輝きを放ちながら互いに交わり、時にはぶつかり合いながら無限の芸術世界を展開しています。また、そんな中でクラブ・サークル活動や学園生活を、友人達と満喫しながら創作にいそしむことのできるのも大きな特色となっています。
(サイト内抜粋/芸術学部長 野田慶人氏)
日本大学芸術学部美術学科・・・美術学科ではこうした時代の流れを見据える一方で、過去から現在、現在から未来へとつながる美術の普遍的な本質を探求し、そのうえで人間が本来持っている豊かな創造力を育てることを教育の理念としています。 この考えを実践するため、絵画(油彩・版画)と彫刻の各コースでは、技術の習得と芸術理論の両面から総合的な教育を実施。各分野とも自由な作品制作を通して基礎から創造への足がかりを段階的に学び、美術史、美術学、日本美術史、西洋美術史、作品研究などの講座により将来の糧となる知識を養えるようきめ細かなカリキュラムを用意しています。作品制作では個々の表現力や発想をのびやかに育てることに主眼を置き、少人数による丁寧な指導により、一人ひとりに目が届く教育を行っています。また、美術理論面を専攻しようとする学生は、卒業制作にかえて卒業論文とすることもできます。(サイト内抜粋)
